吉田:
自社におけるメディア運営ノウハウの中から、特に有用なものをクライアント向けに提供しているということですね。それは確かに即効性がありそうです。
原田さん:
私は自分が実践して「これなら使える!」と納得したものしかクライアントさまへ提供する気持ちになれません。もちろん情報収集の一環としてマーケティングに関する書籍なども読みますが、必ず実践してみて有用性を証明してからでないと人にお勧めするというのは怖くてできないです。
そういう意味では、意外に慎重派というか、石橋を叩いて渡る、みたいなところがありますね。(笑)
吉田:
なるほど、常に原田さん自身がプレイヤーであり続けるという意識があるからこそ、実践的な内容として評価されるわけですね。
では次の質問です。
原田さんがマーケティングに興味を持ったきっかけはどのようなものだったのですか?
原田さん:
実は私は大学時代、18歳の終り頃に人とのトラブルから大きな借金を抱えてしまいました。普通のアルバイトだけでは、とうてい返済できないような状況だったんです。
なんとかしなければいけないということで、私が考えたのは自分の得意分野であった「英語」を武器にして大きく稼げないかというものでした。当時の私はビジネスについての知識がほとんど無かったので、単純な発想で「得意な英語で翻訳の仕事をすれば稼げる!」と考えたんです。
それから何とか出版社にアポを取って翻訳の仕事をもらえるようになったのですが、とにかくこの仕事は、「過酷な割にお金になりにくい」のです。有名な翻訳家になれば多額のギャラを貰えるのかもしれませんが、新米である私のギャラは「生活もままならないほど小額」なものでした。それこそ一冊本を丸ごと訳して数万円とかの世界です。とうていそれでは生活すらままなりません。(苦笑)
しかし、その当時の私には英語以外に武器と呼べるものが無かったので、ひたすら翻訳の仕事をやり続けました。するとある日、出版社の方から「ここまでガッツがあるならうちで働いてみないか?」と声をかけられたのです。
私はその出版社で仕事をはじめて、広告ライティングやメディア運営の知識・ノウハウをどんどん身に付けていきました。ここでの経験が現在の私の基礎になっていると思います。
吉田:
なるほど。ライティングとメディア運営の知識は、Webビジネスで成功する上で欠かせないものですよね。
そのような経験の中から、実践的なノウハウを学んでいったということですね。
原田さん:
その当時はあまり意識していませんでしたが、確かにWebビジネスの成功に必要なことを身に付けていたかもしれませんね。
マーケティングに直接興味を持ったのは、その当時たまたま手にした雑誌で紹介されていた「アフィリエイトビジネス特集」を見たのがきっかけです。
これなら自分でも出来るという感触を持ったので気軽な感じで始めてみました。
ただし、やるのであれば成功したかったので、既にライバルが多かったPCアフィリエイトには手をつけずに携帯サイトでのアフィリエイトへ集中することにしました。
結果的にはこれが大成功で、ライバルが少ない分野だったので稼げるサイトを次々と生み出すことが出来たのです。
この成功体験が基礎となって、モバイルを中心とした事業展開を加速させていきました。